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税務トピック

所得控除

所得控除は、所得から差し引いて課税の対象を小さくするしくみです。実際に減る税金は「控除額×税率」なので、控除を取りこぼすとそのまま税額の差になります。 見落とされやすいのは、国民年金・国民健康保険の全額が対象になる社会保険料控除、小規模企業共済やiDeCoの掛金が全額対象になる控除、家族分を合算できる医療費控除です。ふるさと納税も寄附金控除としてここに含まれます。

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所得控除のよくある質問

Q.令和8年分の年末調整で何が変わりますか?

基礎控除が合計所得489万円以下なら104万円に、給与所得控除の最低保障が65万円から74万円に上がりました。扶養控除などの対象になる家族の所得要件も58万円以下から62万円以下(給与だけなら136万円以下)に上がっています。令和8年12月1日に施行され、令和8年分の所得税から適用されます。

くわしくは「令和8年分の年末調整で何が変わる?基礎控除104万円・扶養136万円」
Q.医療費控除はいくらから使えますか?

10万円、または総所得金額等の5パーセントのうち少ないほうを超えた部分が対象です。総所得金額等が200万円未満なら5パーセントのほうが使われるため、10万円以下でも対象になることがあります。

くわしくは「医療費控除の完全ガイド|10万円以下でも使えることがある」
Q.妊婦健診の費用は医療費控除の対象ですか?

妊娠と診断されてからの定期検診や検査の費用は対象です。自治体の助成を受けた分は、その助成額を差し引いて計算します。

くわしくは「出産費用と医療費控除|対象になるもの・ならないもの」
Q.出産育児一時金に税金はかかりますか?

かかりません。健康保険法の規定により課税されないこととされています。出産手当金も同様です。

くわしくは「出産・育児の給付と税金|非課税だから扶養が変わることも」
Q.結婚すると税金は安くなりますか?

自動的に安くなるわけではありません。配偶者の所得が一定以下の場合に、配偶者控除または配偶者特別控除が使えます。

くわしくは「結婚したときの税金|共働きでも確認したいこと」
Q.専従者給与と扶養控除は両方使えますか?

使えません。専従者給与を支払うと、その家族について配偶者控除や扶養控除は使えなくなります。

くわしくは「専従者給与と扶養控除、どちらが得か|金額で変わります」

知っておきたい用語

所得控除
税金の計算で所得から差し引ける控除。基礎控除・社会保険料控除・扶養控除など全16種類(令和7年分から特定親族特別控除が加わりました)があり、課税所得を下げて税負担を軽くします。
必要経費
売上を得るために直接かかった費用。事業所得の計算で売上から差し引けます。プライベートと共用のものは家事按分して事業分だけを計上します。
青色申告
複式簿記などの記帳を条件に、最大65万円の特別控除・赤字の繰越し・家族への給与の経費算入などの特典を受けられる申告制度。事前に承認申請が必要です。
家事按分
自宅家賃・光熱費・通信費など、事業とプライベートの両方に使う費用を、合理的な割合で事業分だけ経費にすること。
小規模企業共済
個人事業主や小規模企業の役員のための退職金制度。掛金が全額所得控除になり、節税と将来への備えを両立できます。
基礎控除
ほぼすべての納税者が受けられる所得控除。令和8年分は合計所得金額489万円以下で104万円、655万円超2,350万円以下で62万円など、所得に応じて段階的に変わります(令和7年分は最大95万円)。