税務用語
適格請求書
てきかくせいきゅうしょ
定義
登録番号・適用税率・税率ごとの消費税額などを記載した請求書。発行するには「適格請求書発行事業者」の登録が必要です。
必要な記載事項
- 発行者の氏名・名称と登録番号(T+13桁)
- 取引年月日・取引内容(軽減税率対象は明記)
- 税率ごとに区分した対価の合計と適用税率
- 税率ごとの消費税額
- 受領者の氏名・名称
登録番号が正しい形式かはインボイス番号 形式チェッカーで確認できます。制度の全体像はインボイス制度を参照してください。
書き方の実際
様式は決まっていないため、手書きでも既存のテンプレートでも、必要な項目が入っていれば認められます。レジのレシートのように不特定多数を相手にする小売業・飲食店業・タクシー業などでは、受け取る側の氏名を省ける簡易な形式(適格簡易請求書)が使えます。
端数処理は1枚につき税率ごとに1回
消費税額の端数処理は、ひとつの請求書につき税率ごとに1回だけ行います。商品ごとに端数処理をして合計する方法は認められていません。切り上げ・切り捨て・四捨五入のどれを選ぶかは事業者が決められます。
複数の書類を合わせてもかまいません
請求書と納品書のように、相互の関係が明確であれば、複数の書類を合わせて記載事項を満たす形でも差し支えないとされています。
- 記載もれを確認: 適格請求書 記載要件チェックリスト
- 登録番号の確認: インボイス番号 形式チェッカー
「適格請求書」が出てくる記事
言葉の意味がわかったら、具体的な場面での使い方を記事で確かめてください。
- インボイス制度 まるわかりガイドインボイス制度の基本を、適格請求書・登録・仕入税額控除から、免税事業者の選択や2割特例・簡易課税まで解説。番号チェッカーと判定ツールつき。
- 農業の消費税|軽減税率8%と簡易課税はどちらが有利?農産物の販売は軽減税率8%。農業の簡易課税は第2種と第3種に分かれます。本則課税とどちらが有利か、インボイスと農協への委託販売の扱いまでやさしく解説します。
- 飲食店の消費税|イートインとテイクアウトの8%と10%店内飲食は10%、テイクアウトは8%。仕入の食材は8%なので、飲食店は税率が入り混じります。区分のしかたと、簡易課税・本則課税のどちらが有利かをやさしく解説します。
- ネットショップの消費税|手数料・越境EC・プラットフォーム課税ネットショップの消費税をやさしく解説。プラットフォーム手数料の仕入税額控除、食品を売る場合の軽減税率8%、海外向け販売の輸出免税、インボイス登録の判断まで。
- レシートをなくした時の経費の扱い領収書・レシートをなくしてしまった時の経費の扱いを解説。出金伝票やクレカ明細での対応、日頃の対策、電子帳簿保存法の注意点まで。
- カメラマンの確定申告|報酬から引かれた税金を取り戻す撮影の報酬から「源泉徴収税額」が引かれていたら、確定申告で精算します。引かれすぎている人が多く、申告すると戻ってくることがあります。仕組みと手順をやさしく解説します。
本用語解説は一般的な情報提供であり、税務相談・税務代理ではありません。個別の判断は税理士にご相談ください。