ChatGPT・Claudeに税金を相談する方法(コピペできるプロンプト付き)
確定申告や経費の疑問を、手元のChatGPT・Claudeに上手に相談するコツと、そのまま使えるプロンプトを紹介します。渡してはいけない情報の注意つき。
AIは「税金がわからない」を一緒に整理してくれる相棒になります。ただし上手に使うにはコツがあります。この記事では、相談のしかたと、そのままコピーして使えるプロンプトを紹介します。
そもそもAIに何ができる?
AI(ChatGPTやClaude)は、制度の概要をやさしく説明したり、あなたの状況を整理して「次に何をすべきか」を提案したりするのが得意です。一方で、最新の税率や細かい要件をそのまま信じるのは危険です。AIは「考えを整理する相棒」、最終確認は「出典と税理士」と役割を分けましょう。
自分で調べると、どこでつまずく?
国税庁のページは正確ですが、専門用語が多く「自分のケースだとどうなる?」が分かりにくいもの。検索しても情報が断片的で、結局どうすればいいか迷います。ここでAIに「自分の状況」を渡すと、論点を一覧にして次の一手を示してくれます。
AIに渡す相談プロンプト(コピペ可)
まずは状況を箇条書きで渡すのがコツです。下のプロンプトをコピーして、あなたのAIに貼り付けてください。
実名・マイナンバー・口座番号は入れないでください。コピー後、手元のAIに貼り付けて使います。当サイトには送信されません。
もっと細かく作りたいときは、状況を選ぶだけで完成文ができる無料のプロンプトビルダーが便利です。
状況を入力すると、あなた専用の相談プロンプトが完成します。
AIが間違えやすい罠
また、AIは「あなたが入力した前提」に強く引っぱられます。前提が間違っていれば結論も間違います。売上や経費は概算でよいので、事実をできるだけ正確に伝えましょう。
良い相談文の型
同じ質問でも、前提を具体的に渡すほど答えの精度が上がります。次の順で書くと過不足がありません。
- 立場……個人事業主か会社員の副業か、開業年、青色か白色か
- 数字……売上と経費の概算(丸めた数字で十分です)
- 聞きたいこと……ひとつに絞る
- 答えてほしい形……「箇条書きで」「手順で」「表で比較して」
- 条件……「対象年度を明記して」「根拠となる制度名を書いて」「不確かな点は不確かと書いて」
答えを検証する手順
AIの回答をそのまま使わず、次の順で確かめると安全です。
- 対象年度を確認する……「これは何年分の制度ですか」と聞き返します。制度は毎年変わります。
- 制度名で一次情報を探す……回答に出てきた制度名やタックスアンサーの番号で、国税庁のサイトを確認します。
- 別のAIにも同じ質問をする……答えが食い違う部分は、注意が必要なところです。
- 金額は自分で計算し直す……AIの計算は誤ることがあります。当サイトの無料ツールでも概算できます。
AIが得意なこと・苦手なこと
- 得意……制度の概要を平易に説明する、論点を洗い出す、書類のたたき台を作る、勘定科目の候補を挙げる、長い文章を要約する。
- 苦手……最新の改正を正確に反映する、自治体ごとの差を織り込む、あなたの状況に固有の判断をする、金額を正確に計算する。
AIは「下調べと整理」に使い、最終的な判断は一次情報と税理士に委ねるのが安全な使い分けです。
税理士に相談すべきライン
次のような場合は、早めに税理士へ。AIや無料ツールはあくまで下調べに使い、判断は専門家に委ねるのが安全です。
あわせて読みたい: AIに渡してはいけない情報 / 税金をAIに聞くと間違える?AIの限界
参考にした一次情報(出典)
本記事の制度・数値は、次の国税庁の公表情報を参照しています。税率・控除額・要件は改正で変わるため、最新の内容は各ページ(一次情報)でご確認ください。
よくある質問
AIに税金を相談しても大丈夫ですか?
一般的な制度の理解や考え方の整理にはとても役立ちます。ただしAIの回答には誤りや古い情報が含まれることがあり、最終的な申告判断は出典の確認と税理士への相談が必要です。
ChatGPTとClaude、どちらが税務に向いていますか?
用途で使い分けます。相談・文章の整理はChatGPT、長い資料や表の読み取り・要約はClaudeが得意な傾向です。どちらも「前提を具体的に渡す」ほど精度が上がります。
無料のAIでも使えますか?
一般的な相談なら無料プランでも十分役立ちます。長文の読み取りや画像処理など重い作業は有料プランやツールが必要になることがあります。
無料のAIでも十分ですか?
一般的な制度の理解や論点の整理であれば無料プランでも役立ちます。長い資料の読み取りや大量の明細処理など、重い作業には有料プランやツールが必要になることがあります。
回答の間違いをどう見抜きますか?
対象年度を聞き返す、制度名で国税庁のサイトを確認する、別のAIにも同じ質問をする、金額は自分で計算し直す——この4つで多くの誤りに気づけます。
AIは税理士の代わりになりますか?
なりません。AIは下調べと整理には役立ちますが、個別の判断や税務代理はできません。金額が大きい場面や判断が分かれる論点では税理士にご相談ください。
個人事業主・法人の税務を、AIと無料ツールでやさしく。出典と更新日を明記し、税理士監修を進めています。
本記事は一般的な解説であり、税務代理・税務相談ではありません。個別の判断は税理士にご相談ください。 税制は改正されます。最新の法令・通達と対象年度をご確認ください。